【2024年】47都道府県別 最も勢いのある市町村を選出してみた! 北海道東北編

人口データ

人口減少や消滅可能性都市が大きく話題になる昨今ですが、各都道府県で最も勢いのある市町村はどこなのか調べてみました。

あなたの住む都道府県は一体どこが選出されているでしょうか?ぜひご覧ください!

勢いのある市町村の定義

市町村を人口によって3グループに分けます。大都市=人口20万人以上 中都市=人口5万人以上20万人未満 小都市=人口5万人未満 

2023年4月の人口と2024年4月の人口を比較し、人口増加率を算出します。そしてそれぞれ市町村を比較します。

※勢いのある市町村を選出する方法は様々ありますが、今回は上記で比較します。

北海道

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/北海道

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位札幌市1,953,600 -3,653 -0.2%
2位旭川市318,087 -4,425 -1.3%
3位函館市238,253-4,244 -1.8%

1位は札幌市でした。人口は減少こそしていますが、年間の人口増加率は-0.2%と緩やかな人口減少で収まっています。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位千歳市97,455 60 0.1%
2位恵庭市70,0760.01%
3位江別市118,237 -538-0.45%
4位石狩市57,481 -316 -0.55%
5位北広島市56,765 -395 -0.7%

千歳市と恵庭市という隣り合った都市ですが、1年間でわずかながら人口が増加しています。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/新千歳空港

千歳市について調べてみました。北海道の玄関口、新千歳空港が近くにあり札幌市からも程近く、立地が素晴らしいことが挙げられます。新しい住宅地が開発されたり工場ができたりと人口が増加する要因が多くあります。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位赤井川村1,363 220 19.2%
2位占冠村1,496 130 9.5%
3位留寿都村1,958 107 5.8%
4位ニセコ町5,315 278 5.5%
5位倶知安町15,726 493 3.2%

1位はキロロリゾートで有名な赤井川村で人口1000人程度の村ですが、年間で人口が220人も増えています。それぞれの自治体の共通点として、有名なスキー場があることが挙げられます。国内外から移住者が増えているのでしょうか?夏に再度比較してみて、どうなるか気になるところです。

北海道総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位赤井川村1,363 220 19.2%
2位占冠村1,496 130 9.5%
3位留寿都村1,958 107 5.8%
4位ニセコ町5,315 278 5.5%
5位倶知安町15,726 493 3.2%

北海道の市町村全てで比較してみましたが、小都市部門が独占する形になりました。

北海道が毎月発表している推計人口を引用しています。https://www.pref.hokkaido.lg.jp

青森県

大都市部門(20万人以上)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/青森県
2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位八戸市213,919 -5,814 -2.6%
2位青森市261,306 -7,789 -2.9%

1位は県庁所在地の青森市を差し置いて八戸市でした。このペースで人口減少が進むと、24年後には人口が逆転することになります。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位十和田市57,732 -823  -1.4%
2位弘前市159,675 -2,991 -1.8%

1位は十和田市でした。十和田市といえば、日本100名山のうちの1つに入っている八甲田山のふもとにあります。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位六ケ所村9,922 910.9%
2位階上町12,830 33 0.3%
3位三沢市37,248 -616-1.6%
4位平川市29,311 -648-2.2%
5位藤崎町14,060 -461 -3.2%

1位の六カ所村と2位の階上町は年間で人口が増加しています。六カ所村について調べてみました。原子燃料サイクル施設が安定雇用が始まり人口の転入が続いたという経緯があるとのことです。

http://www.rokkasho.jp/index.cfm/11,5302,c,html/5302/20200108-152352.pdf

青森県総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位六ケ所村9,922 910.9%
2位階上町12,830 33 0.3%
3位十和田市57,732 -823 -1.4%
4位三沢市37,248 -616-1.6%
5位弘前市159,675 -2,991 -1.8%

青森県全体のランキングでは六カ所村が1位という結果になりました。

青森県が毎月発表している推計人口を引用しています。https://opendata.pref.aomori.lg.jp

岩手県

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/岩手県

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位盛岡市284,366-2,956 -1.0%

岩手県の20万人以上の都市は、県庁所在地の盛岡市があります。人口増加率は-1.0%でした。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位滝沢市54,718 -314 -0.6%
2位北上市92,086 -632 -0.7%
3位花巻市89,141 -1,245 -1.4%
4位奥州市107,023 -1,920 -1.8%
5位一関市104,704 -1,998 -1.9%

1位は滝沢市でした。滝沢市といえば2014年に村から市になった自治体として全国的に有名ですよね。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位金ケ崎町15,055 -36 -0.2%
2位柴波町31,709 -195 -0.6%
3位矢巾町27,173 -220 -0.8%
4位野田村3,682 -50 -1.3%
5位二戸市23,710 -441 -1.8%

1位の金ヶ崎町は年間で36人の人口減少に収まっています。岩手県最大の工業団地があり、工業の町として有名です。

岩手県総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位金ケ崎町15,055 -36 -0.2%
2位滝沢市54,718 -314 -0.57%
3位柴波町31,709 -195 -0.61%
4位北上市92,086 -632 -0.68%
5位矢巾町27,173 -220 -0.8%

1位は金ケ崎町でした。1位から5位まで人口増加率は僅差でした。

岩手県が毎月発表している推計人口を引用しています。https://www3.pref.iwate.jp/webdb/view/outside/s14Tokei/tkTyosaKekkaItiran.html

宮城県

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/宮城県

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位仙台市1,061,450-1,812-0.2%

仙台市は年間の人口増加率が-0.2%でした。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位富谷市52,378163 0.3%
2位名取市79,665146 0.2%
3位多賀城市61,782-284 -0.5%
4位塩竃市51,891-405-0.8%
5位大崎市123,083-1,693 -1.4%

1位の富谷市と2位の名取市は人口が増加しています。

1位の富谷市について調べてみました。富谷市は東北版住みたい都市ランキングで1位になることもある都市です。仙台市の北に位置し、大きい商業施設もあり子育て世代が多く住んでいる都市とのことでした。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位利府市35,804-65 -0.18%
2位岩沼市43,387-102 -0.23%
3位亘理町32,926-210 -0.63%
4位大和町27,908-190 -0.67%
5位大河原町23,414-172 -0.72%

1位から5位まで僅差でした。1位は利府市でした。利府市は富谷市の隣に位置しています。

宮城県総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位富谷市52,378163 0.3%
2位名取市79,665146 0.2%
3位仙台市1,061,450-1,812 -0.17%
4位利府町35,804-65 -0.18%
5位岩沼市43,387-102 -0.23%

宮城県が毎月発表している推計人口を引用しています。https://www.pref.miyagi.jp

秋田県

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/秋田県

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位秋田市296,828 -3,429 -1.1.%

人口20万人以上の都市は県庁所在地の秋田市のみでした。年間人口増加率は-1.1%です。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位由利本荘市70,758 -993 -1.4%
2位大仙市72,765 -1,237 -1.7%
3位大館市64,758 -1,332 -2.0%
4位横手市79,394 -1,827 -2.2%

1位は由利本荘市でした。-0%台の都市はなく人口減少が他の都道府県と比較し進んでいると言えます。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位東成瀬村2,547 11 0.4%
2位潟上市30,839 -241 -0.8%
3位大潟村2,767 -47 -1.7%
4位羽後町12,658 -289 -2.232%
5位能代市46,298 -1,058 -2.234%

1位の東成瀬村は人口2500人あまりの小さな村ですが、人口が増加しています。学生の学力が全国トップクラスの自治体として有名です。人口増加の大きな理由は分かりませんでしたが、若者が移住しているのでしょうか?分かり次第追記したいと思います。

秋田県総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位東成瀬村2,547 11 0.4%
2位潟上市30,839 -241 -0.8%
3位秋田市296,828 -3,429 -1.1%
4位由利本荘市70,758 -993 -1.4%
5位大潟村2,767 -47-1.7%

1位の東成瀬村は秋田県で唯一人口が増加した市町村でした。

秋田県が毎月発表している推計人口を引用しています。https://ckan.pref.akita.lg.jp/dataset/

山形県

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/山形県

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位山形市240,485-2,439 -1.0%

県庁所在地の山形市の人口増加率は-1.0%でした。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位天童市60,641-395 -0.6%
2位鶴岡市115,903 -1,724 -1.5%
3位米沢市77,372-1,338 -1.7%
4位酒田市94,926-1,702 -1.8%

1位は山形県の北に位置する天童市でした。天童市以外は人口増加率が-1%を上回っています。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位東根市47,511-232 -0.5%
2位寒河江市39,042-254 -0.6%
3位三川町7,269-88 -1.2%
4位山辺町13,118-176 -1.3%
5位南陽市28,859-421-1.4%

1位は東根市でした。山形新幹線の停車駅であるさくらんぼ東根駅で有名ですが山形空港もあり交通の要所です。東根市はさくらんぼの生産量1位です。

山形県総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位東根市47,511-232 -0.5%
2位寒河江市39,042-254 -0.646%
3位天童市60,641-395 -0.647%
4位山形市240,485-2,439 -1.0%
5位三川町7,269-88 -1.2%

山形県では人口が増加している市町村はありませんでした。1位は東根市でした。

山形県が毎月発表している推計人口を引用しています。https://www.pref.yamagata.jp/index.html

福島県

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/福島県

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位郡山市319,520-2,670 -0.8%
2位福島市272,854-2,983 -1.1%
3位いわき市318,946-3,786 -1.2%

人口増加率第1位は福島県で人口が1番多い郡山市でした。郡山市といわき市は人口争いでデットヒートしていますね。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位須賀川市72,444-874 -1.2%
2位二本松市50,899-746 -1.444%
3位南相馬市55,956-822 -1.448%
4位白河市56,711-851 -1.48%
5位会津若松市111,697-1,689 -1.49%

。1位は須賀川市でした。どの都市も-1%を超えており人口減少が進んでいると言えます。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位大玉村8,924630.7%
2位西郷村20,979117 0.6%
3位本宮市29,907-45 -0.2%
4位矢吹町16,954-88 -0.5%
5位鏡石町12,065-68 -0.6%

1位の大玉村と2位の西郷村は人口が増加しています。大玉村は郡山市と福島市の間に位置しており立地が抜群でベッドタウンとしても有名です。充実した子育て支援制度があり、子育て世代からも人気です。下記リンクを参考にしました。

ベッドタウンとして人気の福島県大玉村へ移住しよう!仕事・住宅など暮らしの情報
地方移住を検討する人に向けて、田園風景が美しい福島県大玉村の暮らしの情報を紹介。役場の方への取材内容を交えながら、ベッドタウンとして人気の高い大玉村の立地や各種移住支援制度、仕事や住宅事情について解説しています。さらに村内の見どころや村長か...

福島県総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位大玉村8,924630.7%
2位西郷村20,979117 0.6%
3位本宮市29,907-45 -0.2%
4位矢吹町16,954-88 -0.5%
5位鏡石町12,065-68 -0.6%

。、福島県の小都市は人口減少がゆっくりとした自治体が多いのが特徴です。どのような人口減少の対策をしているかとても気になります。

北海道・東北

大都市部門(20万人以上)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位仙台市1,061,450-1,812 -0.17%
2位札幌市1,953,600 -3,653 -0.19%
3位郡山市319,520-2,670 -0.8%
4位山形市240,485-2,439 -1.00%
5位盛岡市281,410 -2,956 -1.04%

北海道・東北全体で比較すると、1位は仙台市でした。仙台市と札幌市は政令指定都市として周囲の都市から移住してくる人が多いです。郡山市も健闘しています。

中都市部門(5万人以上20万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位富谷市52,378163 0.3%
2位名取市79,6651460.2%
3位千歳市97,455 60 0.06%
4位恵庭市70,076 0.01%
5位江別市118,237 -538 -0.45%

1位は宮城県富谷市でした。1位から5位まで北海道と宮城県の都市が独占しています。

小都市部門(5万人未満)

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位赤井川村1,363 220 19.2%
2位占冠村1,496 130 9.5%
3位留寿都村1,958 107 5.8%
4位ニセコ町5,315 278 5.5%
5位倶知安町15,726 493 3.2%

1位から5位まで北海道の自治体が独占しています。人口増加率も圧倒的です。

北海道・東北総合ランキング

2024年4月人口年間人口増加数年間人口増加率
1位赤井川村1,363 220 19.2%
2位占冠村1,496 130 9.5%
3位留寿都村1,958 107 5.8%
4位ニセコ町5,315 278 5.5%
5位倶知安町15,726 493 3.2%

1位から5位まで北海道の自治体が独占するという結果でした。ずば抜けて人口増加率が高いです。

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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